みなさんが旅行に持って行くキャリーバッグはスーツケースですか?ボストンバックですか?
僕は断然ボストンバックでした。
だって肩から掛ければ両手が空くし、いざとなったら子供も抱っこできるからです。
また、電車のドアが開いて降りるとそこには階段しかないって経験ありませんか?
そんな時にもボストンバックならスイスイ。そのため今までは決まってボストンバックでした。
この記事では僕が何故スーツケースを購入しようと思ったのか、購入へ向けてどのようにスーツケースを選定していったか、またその中で得た情報を記載しています。
スーツケースを購入する動機
子供ができてからは旅行といっても一番遠くて沖縄の3泊4日。その時も荷物を詰めたダンボールを宅配便で送りつつ、残った荷物をボストンバックに詰め込んでました。
でも転機がありました・・・
今年、家族で海外旅行に6泊7日で行くことになったんです。
ボストンバックに入り切らない荷物をダンボールで送れなくもないですが、紛失リスクや遅延リスクを考えると現実的ではありません。
かといってボストンバックには到底全員分の荷物が入りません。
そこで、やっぱスーツケースだよねって話になり検討し始めました。
調べていく中で知ったのですが、今ってスーツケース安くて良いのがあるんですね!
検討し始めた当初はレンタルするという選択肢も考えたのですが、そんなに安いなら滅多に使わないけど買っちゃおうということになりました。
ブランド選び
初めは調べて気に入ったものから適当に選ぼうと思いましたが、スーツケースは壊れたら最後。
キャスターが壊れようもんなら、うん十キロの荷物が詰まったスーツケース自体を運ぶことになっちゃいます。
そのため肝心なのはブランド選び。
調べていく中で、アメリカンツーリスター、グリフィンランド、レジェンドウォーカーなどが目に留まりました。
アメリカンツーリスター
アメリカンツーリスターはアメリカナンバーワンのスーツケースブランドであるサムソナイトの傘下に入っていて、アメリカ人なら知らない人はいないそうです。
でもアメリカブランドのリーズナブルなスーツケースなので少し品質に不安が残りました。
グリフィンランド
グリフィンランドは日本の会社で株式会社クギマチのブランドです。
なんとこの会社、創業は明治39年。
スーツケースを販売し始めたのは2007年なのでスーツケースブランドとしてはまだ歴史は浅いのですが、日本ブランドというだけで安心感があります。
レジェンドウォーカー
レジェンドウォーカーはアマゾンのスーツケース人気ランキングで1位でした。
とにかく格安、その上さまざまな独自機能も兼ね備えた製品もラインナップされています。
また株式会社ティーアンドエスという2002年創業の日本企業のブランドです。
最終的に選んだブランドは・・・
やはりどれもリーズナブルであるからこそ品質で後悔したくなかったのと、日本のブランドを選択して壊れても仕方ないと思えると感じ、この中ならまずはアメリカンツーリスターを除外しました。
次にグリフィンランドとレジェンドウォーカーですが、調べた限りグリフィンランドの方が品質を重視しているという印象を受けました。
例えばグリフィンランドのファスナータイプのスーツケースは、ファスナーにYKKを採用していたりISO認定工場で製造しています。
繰り返しになりますが、安いからこそ品質を重視したいため、最終的にグリフィンランドを選択することにしました。
機能の比較
それではどのように自分に合うスーツケースを絞り込んでいけば良いのでしょうか。
売れ筋ランキング
どれを選んでいいのか分からないとき、まずは売上ランキングを参考にするようにしています。
なぜなら、一般的に売れている商品=買うに値する商品と考えられるからです。
例えばアマゾンのスーツケースランキングはこちらです。
フレームタイプとファスナータイプ
このランキングで調べた場合、今回選んだグリフィンランドではPC7000とFK10371という型番が上位にランクインしていました。
調べてみると、PC7000がフレームタイプ、FK10371がファスナータイプになっていて、使い勝手も大きく異なることが分かりました。
PC7000とFK10371のメリットとデメリット
PC7000とFK10371で比較した際のメリットとデメリットは以下です。
PC7000 | FK10371 | |
タイプ | フレーム | ファスナー |
デザイン | 鏡面加工 | マット加工 |
セキュリティー | 高い | 低い |
値段 | 高い | 安い |
重量 | 重い | 軽い |
拡張性 | 無し | 有り |
防水性 | 高い | 低い |
TSAロック | 有り | 有り |
セキュリティ面で比較するとPC7000に軍配が上がります。
ファスナータイプのFK10371だと、特に海外などでは一瞬目を離した瞬間にファスナー部分をナイフで切られ、中身を取り出される心配があります。
その一方で軽かったり拡張性があるのはFK10371の魅力です。
この部分は最後まで悩みました。今回は海外旅行だったのでセキュリティーを重視するという視点で決めるのもありだったのですが、次に説明する”サイズ”が決め手になりました。
サイズ選び
次にサイズを選ぶ必要があります。
今回は海外旅行で家族全員分の1週間分の荷物を入れたいため、可能な限り大きいのが良かったのですが、航空会社によって預け入れできる荷物(受託手荷物)のサイズの上限が決まっています。
しかもJALとANAでそのサイズが違います。
同じ機体を使っていても預け入れできるにもサイズに大きな差があるのは知りませんでした・・・
JALとANAの受託手荷物比較
JAL国際線 | JAL国内線 | |
重量 | 1個あたり23kgまで | 合計20kgまで |
サイズ(縦・横・高さ) | 3辺の合計が203cm以内 | 3辺が50cm×60cm×120cm以内 |
個数 | 2個まで | 無制限 |
ANA国際線 | ANA国内線 | |
重量 | 1個あたり23kgまで | 合計20kgまで |
サイズ(縦・横・高さ) | 3辺の合計が158cm以内 | 3辺の合計が203cm以内 |
個数 | 2個まで | 無制限 |
158cmが一つの基準
先の表を見ていただければ分かる通り、ANA国際線の場合、3辺の合計を158cm以下に抑えなければなりません。
また、海外の数多くの航空会社でも158cm以下という基準を持っています。
絶対JALしか乗らないと言う人も、例えば乗り継ぎで海外の航空会社に乗らざるをえないことはあると思います。
その際に超過料金を払う必要が出てきます。
そのため158cm以下のスーツケースを選んでおけば問題ありません。
ここで一つの懸念が・・・158cmのサイズで荷物が全て入り切るのか、という点です。
調べてみると、現時点では重量に関しては厳密に量られるものの、サイズに関してはそこまで見られてはいないようです。
ただ、203cmと158cmでは見た目でも分かるくらい大きな差なので、今後いつ方針が変わって厳密にサイズを測られるか分かりません。
いつそうなってもいいように158cm以下のサイズを選んでおくべきでしょうけど、できる限り大きいサイズのスーツケースで荷物をまとめたいという思いもあります。
そこで重要になってくる機能のポイントが拡張性の有無、そして重量です。
FK10371の拡張性
FK10371の場合、LMサイズが3辺の合計が157cmとなっていて158cm以下という条件を満たします。
容量は80Lとなっていますが、専用ファスナーを一周開けることによってマチが広がり97Lまで増やすことができます。
万一、厳密にサイズを測られるようになったとしてもマチさえ広げなければ超過料金無しで預けられます。
対するPC7000は同じくLMサイズで77L。
そして拡張性無し。これはFK10371の圧勝です。
FK10371の重量
例え荷物を詰め込んでも重量がオーバーしてしまえば超過料金が発生してしまいます。
FK10371の場合、スーツケースだけで5.5kg。
対するPC7000は6.2kg。
その差は700g。ワイシャツだと約4枚分、軽量のノートPCだと1台分です。
小さいようで意外と大きいと思います。
最終的に購入したのはFK10371
悩んだ結果、購入したのはFK10371でした。
そもそも、ボストンバックではなくスーツケースを購入しようとした動機、それは家族全員分の荷物をスーツケースに詰めたいということでした。
その動機に立ち返ったときに、僕にとって一番重要な機能は拡張性でした。
PC7000と比べてセキュリティー面では懸念があるものの、家族連れで治安が悪い地域は訪れないことからリスクとしては低いと判断しました。
いくら拡張性があるといっても大量に買うであろうお土産が入り切らなかったりする可能性はあるので、折り畳んだボストンバックをスーツケースに忍ばせるつもりですけどね(汗)
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